< All Topics
Print

帰納法

帰納法とは、具体的な事例から一般的な結論を導き出す推論の方法です。

解説

帰納法は、特定の事例や観察結果をもとに、一般的な法則や規則を導き出す推論の技術です。コールセンターやコンタクトセンターの業務においても、多数の顧客対応データを分析し、そこから共通するパターンや傾向を見つけ出すことで、サービス改善に役立つ洞察を得ることができます。

たとえば、特定の商品に関する問い合わせが増加している場合、その傾向からその商品に対する需要が高まっている、あるいは商品に関する情報が不十分である可能性が考えられます。帰納法は個々のデータが持つ暗示を見逃さず、幅広い視野で最適な戦略を立てるために欠かせない方法論です。

演繹法との違い

似た言葉に演繹法がありますが、演繹法との違いは、帰納法が具体例から一般的な結論を導く手法であるのに対し、演繹法は一般的な原則から具体的な結論を推論する点です。

利用シーン

篠宮課長
篠宮課長

最近の問い合わせデータを見て何か気づいたことはあるかい?

はい、帰納法を使って分析した結果、特に夏季になると冷房関連の問い合わせが急増していることがわかりました。

SV高松
SV高松

篠宮課長
篠宮課長

それは興味深いね。そのパターンをもとに、季節に応じたFAQの強化を考えてみよう。

より簡単な説明

帰納法は、たくさんの具体的な事例を見て、そこから共通点を見つけ出し、それをもとに一般的なルールや解決策を考えることです。

たとえば、数学の問題でいくつかの具体的な計算例がどれも同じ結論にたどりついたとき、それをもとに「こういう問題の答えはいつもこうなる」と考えるのが帰納法です。

コールセンターでは、この方法を使って多くのお客さんの意見や問い合わせから、より良いサービスの提供方法を考えることができます。

類義語・関連用語

 帰納推論、パターン認識

読み方・表記

帰納法は英語では、Inductive Reasoningとなります。

ナレッジベース改善にご協力ください

記事内容に関する質問や、修正が必要な箇所がございましたら、
こちらより修正依頼をお願いいたします。貴重なご意見をお待ちしております。

修正依頼


Table of Contents