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DNIS(着信番号)

DNIS(Dialed Number Identification Service)とは、着信した電話がどの番号にかかってきたかを識別するサービスです。

解説

DNIS(Dialed Number Identification Service)は、電話をかけた側ではなく、受ける側がどの電話番号に対して着信があったかを特定するための技術です。これにより、複数の電話番号を一つの受信ラインで管理できます。

例えば、異なるサービス部門に異なる番号を割り振ってみても、それらの電話が一つのコールセンターに着信する際、DNISを使ってどのサービス部門宛の電話かを容易に判別できます。この技術は、特に大手企業のコールセンターで多く利用されており、効率的な呼び分けや適切な対応スタッフへの振り分けを可能にします。

具体例としては、銀行や保険会社が異なる商品やサービスごとに専用の問い合わせ番号を設けている場合、それが全て一つのセンターで処理される時などです。

ANIとの違い

類義語にANI(Automatic Number Identification)がありますが、ANIは発信者の電話番号を示すのに対し、DNISはかけられた番号を示します。両者は似ていますが、着信者側での情報提供の内容が異なるため、使用目的も異なることがあります。

利用シーン

篠宮課長
篠宮課長

最近DNISについての理解をしている?

はい、少しは。お客様がどの窓口へ問い合わせているのかがわかる技術ですよね?

SV高松
SV高松

篠宮課長
篠宮課長

その通り。ただし、実際の業務ではDNIS情報を元にした顧客対応の振り分けが鍵なんだ。

より簡単な説明

電話が会社にかかってくるとき、どの番号に電話をかけたのかを知らせるサービスがDNISです。

このサービスを使うと、例えば、質問があるときはAの番号、困っているときはBの番号に電話するという風に分けていても、それを受け取る部署がひとつだったとしてもどの種類の電話がかかってきたのかがわかります。それによって、ちゃんとした担当の人に電話をつなげることができるのです。

これをすると、電話に出た人は何について話すのか事前にわかるので、より早くしっかりした対応ができます。

類義語・関連用語

ANI

読み方・表記

DNISは、英語で「Dialed Number Identification Service」と表現されます。国内のコールセンターでは「DNIS」とそのままの名称で利用されるのが一般的です。

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