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ANI (自動番号識別)
ANI(自動番号識別)とは、発信者の電話番号を自動的に識別するシステムのことです。
解説
ANI(自動番号識別)は、電話システムが発信者の電話番号を自動的に取得して記録する技術です。この機能は、主にコールセンターやコンタクトセンターで使用され、顧客対応の効率を向上させる目的で導入されています。具体的には、お客様が電話をかけた際に、その電話番号が即座にオペレーターの画面に表示されるため、過去の履歴の確認や迅速な顧客認識が可能となります。
たとえば、あるカスタマーサポートセンターでは、ANIを活用することで、電話を受けた瞬間にその顧客の購入履歴や過去の問い合わせ内容を確認することができ、適切かつパーソナライズされたサービスを提供することができます。これにより、顧客の時間を無駄にすることなく、迅速なサポートが実現されます。
着信番号の表示と同じでは?と思う方もいるかもしれませんが、ANIは、着信番号を自動的に識別する技術ではありますが、単純に着信番号を表示すること以上の役割を持っています。
具体的には、ANIは通信事業者によって提供されるため、通常のCLI(Caller Line Identification)よりも正確性と信頼性が高いです。このため、ANIは特にコールセンターのような環境で、顧客の電話番号による識別や顧客情報の即時呼び出しに利用され、お客様への対応を迅速かつ効率的に行うことができます。
CLIとの違い
似た言葉にCLI(Caller Line Identification)がありますが、CLIは主に着信番号の表示に焦点を当てており、ANIは通信会社によって提供され、より正確でセキュアな番号識別が可能です。
利用シーン
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ANIを導入することで、顧客対応がどう変わると思う?
顧客の番号がすぐ画面に表示されるので、迅速に対応できて、履歴の確認もスムーズに行えるようになりますね!
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より簡単な説明
ANI(自動番号識別)は、電話をかけてきた人の電話番号を自動で分かるようにする仕組みです。
学校でいうと、先生がクラスメートの名前をすぐにみんなの顔を見て分かるようなもので、これにより先生は誰がどの科目が得意か知っているのでピンポイントで話しやすくなります。
コールセンターでもこれがあると、電話をかけてきたお客さんが誰なのかすぐに分かり、過去に何を話したのかも思い出しやすくなります。これで、よりすばやく確実にお客さんのことをお手伝いできるのです。
類義語・関連用語
CLI(Caller Line Identification)、DNIS
読み方・表記
NIは、英語で「Automatic Number Identification」と表現されます。国内のコールセンターやコンタクトセンターでも「ANI」として一般的に利用されます。コールログなどをCSVで出力するとANIのフィールドがでてきますね。
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